解説 |
水道水の中にはカルシウムが入っていますが、殺菌のための塩素も入っており、この二つが化合して「塩化カルシウム」が生成さ れております。この成分が入った水道水を入浴するため加温しますとカルシウムから塩素が離れ温水の中にある物質を酸化する働きが あります。酸化により除菌・漂白作用として働くことはふきんなどを衛生的に保つためには向いた環境ですが、人体がそこに浸かると 皮膚へ刺激をしてしまいます。それでさら湯は、ピリピリとするわけです。また、カルシウムは金属ですので水道水には金属粉が入っ ておりそれも刺激する原因となります。重曹を入れますと重曹のナトリウムが水道水の塩素と化合して塩になり安定化することで皮膚 を酸化することをしなくなります。また、カルシウムは、重曹の炭酸と結びつき炭酸カルシウムとなるとこれもまた刺激をしなくなり ます。お風呂にお湯を注ぐ時、あらかじめ重曹を大さじ3杯入れておきますとこの反応が起り、さら湯でも柔らかい当たりのお湯とな ります。重曹をベースに各種素材を入れて快適なバスタイムをお過ごしください。 |