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江戸東京野菜
第5426144号 ロゴ使用許可認証済

江戸東京野菜

「江戸期〜昭和40年代前半に品目や品種、栽培方法が確立」「東京都内で生産」「生産者2軒以上」といった条件を満たす野菜を「江戸東京野菜」と定義されます
品目名
当初の主な生産地
品目名
当初の主な生産地
品目名
当初の主な生産地
1 練馬ダイコン練馬区春日町2 伝統大蔵ダイコン杉並区3 亀戸ダイコン江東区亀戸
4 高倉ダイコン八王子高倉町5 東光寺ダイコン日野市6 馬込三寸ニンジン大田区西馬込
7 馬込半白キュウリ大田区西馬込8 寺島ナス墨田区東向島9 品川カブ、滝野川カブ品川区、北区
10 金町コカブ葛飾区東金町11 東京ウド武蔵野市12 後閑晩生小松菜江戸川区中央
13 下山千歳白菜世田谷区北烏山14 ノラボウ菜あきる野市五日市15 シントリ菜江戸川区、足立区、葛飾区
16 青茎三河菜荒川区荒川17 奥多摩ワサビ奥多摩町18 足立のつまもの
  穂ジソ、ツル菜など
足立区栗原
19 本田ウリ葛飾区立石、四つ木20 小金井マクワ府中市是政、府中市21 滝野川ゴボウ北区滝野川
22 砂村一本ネギ江東区北砂、南砂、東砂23 志村みの早生ダイコン板橋区24 汐入ダイコン荒川区
25 砂村三寸ニンジン同上26 雑司ヶ谷ナス豊島区雑司ヶ谷27 城南小松菜世田谷区、大田区
28 東京大越ウリ北区田端29 渡辺早生ゴボウ練馬区大泉30 早稲田ミョウガ新宿区西早稲田
31 三河島エダマメ荒川区荒川32 鳴子ウリ、府中御用ウリ新宿区西新宿、府中市是政33 タケノコ(孟宗竹)品川区
34 内藤トウガラシ新宿区内藤町35 菊座カボチャ3種
  内藤カボチャ
  角筈カボチャ
  淀橋カボチャ
新宿区内藤町36 千住一本ネギ台東区谷中
37 高井戸半白キュウリ杉並区高井戸38 谷中ショウガ足立区千住39 拝島ネギ昭島市拝島町
40 川口エンドウ
平成26年9月19日に新たに6品目が認定登録され40品種となりました。

私が育った砂町、旧砂村の江戸東京野菜
 私は、江東区永代で1956年に生まれ1960年に砂町に転居し2007年まで住んでおりました。家庭菜園を始めたところ種の重要性を知り、代を受け継ぐ固定種での栽培をしている
うちに砂村という地名が付いた野菜の存在を知ることとなりました。砂町は、かつて砂村と呼ばれ野菜作りが盛んで、当時の農法の最先端技術で促成栽培も行われておりました。
浦安・行徳地域から海産物を運河の小名木川を通って神田方面の市場への物流がなされ、帰りに魚のアラを積んできて砂村に下ろし、野菜くずと共に堆肥作りを行い土壌に撒いて
肥料供給と地熱を上げ、他の地域に先駆け促成栽培をしはしりの野菜を供給していた一大産地でありました。北砂2丁目の志演神社(しのぶじんじゃ)が促成培発祥地で碑が建てられ
ています。
 友人のリカーショップすぎうらの杉浦氏の先代は東砂3丁目で農業をされていて私が旧めぐみ保育園に通っていた通りの両側には、思えばネギ畑があったように記憶しています。
杉浦氏に話を聞くと先代は、砂村3寸ニンジン栽培もしていて、さらにより良い種の選抜を行っていて大学教授や種苗会社も来ていたそうです。そして、東京都特産砂村葱採種場に
関わっていたことでありましょう。その後、「長老に聞け」と題した農業生産講習に参加した懇親会で講師の小林五郎氏はこちらの葱採種場に携わり杉浦氏と共に活動されていたこ
とを伺い、半世紀前の人と人とのつながりがあったお話に感激もひとしおです。現在この東京都特産砂村葱採種場は江東区民農園として皆さんが楽しまれております。
 私が卒業した中学の隣に位置します江東区立第五砂町小学校では校庭の一画に畑があり4年生になると8月下旬に5年生が前年より育てた砂村一本ネギより採種した種の受渡しを式
典として行ってその種を撒く行事が伝統的に行われております。旧地元住民としてその活動に協力したいとの思いでお伺いして土寄せなどお手伝いさせていただいております。
 私の先代は、1952年に江東区永代でクリーニング業を創業しました。江戸東京野菜を使いまた、その普及に尽力されている「割烹日本橋ゆかり」様とは50余年クリーニングでお
取引させていただいておりましたのも何かのご縁でしょうか。また、祖父は、大正・昭和初期時代に江戸川区東小松川で定食店を営んでいたと聞いております。後関晩成小松菜はも
ちろんのこと亀戸ダイコンや砂村1本ネギ・砂村三寸ニンジン、現在は途絶えてしまった砂村ナスなど近隣で採れる江戸東京野菜を使って料理を出していたことでしょう。
 またひとつ江東区大島・砂町地区に「中川ソラマメ」の存在が明らかになりました。川の駅・旧中川そらまめ祭り2014が開催され地元では復活の機運が盛り上がっています。
現在、千葉県南房総市で栽培されている「房州早生一寸」がこの中川ソラマメが受け継がれたもので、先々江戸東京野菜として認定されることを願いたいものです。この度、南房
総市の種苗会社より種を購入して我が家のプランターで育て始めました。5月に収穫予定です。

砂村一本ネギ
苗の状態
土を寄せるためプランターの底を抜いてかさ上げして栽培
平成26年4月14日 ネギ坊主が発生
手のひらの大きさになります
砂村三寸ニンジン
芽を出し始めました
平成26年4月14日 とう立ちが始り採種まであと一息
 苗は約1mもになります 花が咲き始めました
大きい花は、手のひらサイズ
亀戸ダイコン
一つのプランターで6本栽培
収穫出来ました!
花が咲きました
しばらくすれば種を採種出来ます 莢のサイズは、練馬大根と同じです
我が家でプランター栽培している亀戸ダイコン 光変換ピンク農法を取り入れ栽培
赤い蛍光染料で着色したネットを使って植物の光合成に必要とされる
長波長域の光エネルギーに変換・増幅し、植物の育成を促進する
通常の亀戸ダイコンよりずんぐりとした形をしているのは根の先がプラン
ターの底面に付いてそれ以上到達しないことを察知するとその範囲内で大きく
なるため太く育つことを生態として持っているのであろうと想像されます。

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