新JISも洗濯表記記号の種類が現在の22種類から41種類に増え、繊維製品の取扱いに関する詳細な情報が提供 されます。新表示製品は、2017年春夏物から順次登場し、一定の併用期間を経た後、全面的に刷新される見通し になります。また、施行日前に現行JISの表示を行った製品は、施行日以降もそのままの表示で問題ありません。 経済産業省の担当者の説明会に出席して質疑をしましたところ、アパレル及び寝具、カーテン等メーカーの表記 のためのテスト基準が不明確でありました。「そこのところは民間の方々の裁量で」という認識しか持っておら ず、メーカー側は非常に困惑しているのが実情です。数多くの製品を製造しているメーカーは、1品1品ドライク ーニングかウエットクリーニングが適切かテストすることは不可能です。ウエットクリーニングで洗える品物で 「とりあえずドライクリーニング表示しておけば無難」との心理が働き、有効的に絵表示が生かされないことが 懸念されます。 クリーニング業界もウエットクリーニング可能品の三段階表記をどのように洗浄するかの具体的作業内容が 決められておりません。Wをウエットコース洗濯機によることが可能、W下線2本の非常に弱い操作は、「漬け 込み洗い」が妥当と思われます。当、ecomoではこの新表示が有効的に活用されるよう各方面に的確なアドバ イスを提供してまいります。 |